表面が無加工のコルクはすべりにくい床材ですが、表面の加工や、使い方によって、すべり方が変わってきます。必ずしもすべりの無いものが心地よいとは限りませんので、目的に合ったものを選ぶようにしましょう。
※素足、靴下、スリッパ、上履き、土足かによっても大きく違ってきます。
コルクが生まれながらに持っている微細な気泡が、足音や物を落とした衝撃音などの生活雑音をやさしく吸収。ホールや図書館など、特に静けさが求められる空間でも抜群の防振効果を発揮します。
集合住宅などでは、階下への防音基準が定められている場合もあります。このような場合でも防音・断熱床下地材〈コルホーン〉に、コルクタイルを組み合わせることで、基準値をクリアすることが可能です。
スラブの厚さ | 床材 | 軽量衝撃音 |
---|---|---|
150mm | コルクタイル(5mm厚)+コルホーン(COH45N) | LL-45 |
美しさをいつまでも保つために、コルクには適切なお手入れが必要です。主に、表面加工の違いで、日常のお手入れのワックスも異なりますので、目的に合ったものを選ぶようにしましょう。
コルク建材は、通常の建材と同様に使うことができます。コルクシートなどは好きな大きさに切って使えますし、コルクタイル・フローリングなども通常のタイル・フローリングとほとんど変わりません。ただし、接着剤や、下地材などは、コルク専用のものを使うようにしてください。もし、リフォームのような大がかりな工事をしたくない場合には、組み合わせて並べるだけで使える「スピード施工コルクフローリング」のような製品もあります。
スピード施工コルクフローリング